ガンダムの歴史に風が吹く!
STORY
月の民、ムーンレィスの少年ロランは、地球帰還作戦を前に環境適応テストのため地球へ降下。地球での暮らしになじんだ頃、突然月の軍隊ディアナ・カウンターが地球に降下、地球軍と戦闘となる。ロランは月と地球の平和共存を望みつつ、地球側の人間として“∀ガンダム”に乗り、同胞たちと戦うことになるのだった。
CAST
ロラン・セアック:朴?美(?は王へんに路です)
ディアナ・ソレル:高橋理恵子
キエル・ハイム:高橋理恵子
ソシエ・ハイム:村田秋乃
キース・レジェ:福山潤
フラン・ドール:渡辺久美子
グエン・サード・ラインフォード:青羽剛
ハリー・オード:稲田徹
ギム・ギンガナム:子安武人
STAFF
原作:矢立肇、富野由悠季
総監督:富野由悠季
キャラクター原案:安田朗
キャラクター設定:菱沼義仁
メカニカルデザイン:大河原邦男、シド・ミード、重田敦司、沙倉拓実
音楽:菅野よう子
みどころ
“ヒゲのガンダム”が話題だが、実は「すべてのガンダム」を包括するという必見の作品なのだ。19世紀末のアメリカのように牧歌的にも見えるこの世界は、宇宙世紀よりもはるかな未来、大災害を忘れようとできた擬態世界だった。そこまでして戦争を忘れたはずの人びとが、月の民の来襲に思わず戦端を開いてしまう……主人公ロランは月と地球に引き裂かれて苦しむ。中には肉親の死への憎しみだけで戦う者もいれば、手柄をたてたい者もいて、時代と経済を見すえてコトを有利に運ぼうとする人間もいる。そんな群像の中から「戦争と平和」の本当の像が浮かびあがって来る。現在の目で再見すると、9.11テロ事件以後の世界を予言したかのような部分もあって戦慄を覚える。
【アニメ評論家 氷川竜介】