赭き月と錆びた大地の狭間を、少女は復讐を求め彷徨い続ける。
ストーリー
ひとびとの大半が外界から遮断されたドームに閉じこもり、各ドーム都市対抗の代表闘士戦によって限られた物資の配分を行っている時代。産まれぬ子どもの代用品として、「ドール」と呼ばれる愛玩アンドロイドが普及していた。そんな時代を、力と意志で支配する常勝の闘士ヴォルクと、魂の安寧を与える女神ウェスタ。静止した時間の中で人類は、ゆるやかな滅びへの道を歩んでいた。
キャスト
レイラ・アシュレイ:豊口めぐみ
ネイ:かないみか
スピーディ:太田真一郎
ヴォルク:家中 宏
ウェスタ:島本須美
スタッフ
監督:真下耕一
シリーズ構成:きむらひでふみ
世界観設定:沢村光彦
キャラクター原案:田上俊介
キャラクターデザイン:番 由紀子
メカニックデザイン:寺岡賢司
音楽製作:ビクターエンタテインメント
アニメーション制作:BeeTrain 他
作品のみどころ
『.hack//SIGN』『NOIR』と同様に、真下耕一監督の妖しい魅力が満載。"ALI PROJECT"が手がける音楽に乗せ、滅亡迫る火星のドームシティの世界観が、回を重ねるごとに浮き彫りとなっていく。ダウン気味で虚無と退廃の臭いがする黄昏れたトーンが逆に本作の魅力で、その雰囲気の象徴が生命のない「ドール」である。本来は子どもの代用品として作られた存在だが、表情に乏しい人形が人形を狩り出す無機質な残酷さと、主人公である女性闘士レイラの肉体同士の戦いが、絶妙な対比を成している。"Avenge"とは「報復」を意味する言葉だが、レイラは何に対して報復しようとしているのか、その謎めいた旅も物語の大きな見どころである。【アニメ評論家 氷川竜介】
【公式サイト】