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「スカイ・クロラ」DVD&Blu-ray発売記念 押井監督×川井憲次氏トークショー【特別編】

アニメ@nifty編集部は、トークショー終了直後の押井 守監督の楽屋を訪問して、独占インタビューを敢行!お疲れにも関わらず、取材に応じてくださいました。他では読めない特別インタビューをどうぞお楽しみください。

今日のトークイベントには、たくさんの若い人が参加されていました。
劇場公開、DVD発売を経て、直接ファンと接して、監督が『スカイ・クロラ』で「伝えたい」とおっしゃっていたことは伝わったと思いますか?

映画というか、メディアで何かを伝えるってことは、お客さんと直に話すこととは無関係な部分で伝わったかどうかの手応えを感じることがあるんですよ。

もちろん、こんなふうに実際にファンの方と触れ合うこともあるんだけど、こういうところに来られる熱心な方とか、近場で来られる人だけでなく、僕のお客さんって、たぶん映画館で見れない人が昔から多かったと言うんですよ。映画館のないようなところに住んでいる人やそういう時間が無い人とかね。

だから、自分のものが確実に伝わっているかどうかというのは、DVDを買ってくれるお客さん、昔で言えば、ビデオを買ってくれる人とか、その数字を頼りにやってきた。

それは、違う傾向の作品をやった時にどれだけ売上が変わったとか、宣伝をすごくした作品と、ほとんど出来なかった作品と、どの辺が重なっていて、どの辺が重なっていないのかをいつも考えながらだったんですよ。

こういう売り場に来てくれるお客さんは間違いなく熱心な方で、伝わっている伝わっていないにかかわらず、大体来てくれる。
僕が今日思ったのは、意外にも年齢層が高かった。
そういう意味で言うと、僕が本当に見て欲しかった、中学生や高校生、大学生とかがどうだったのかはわからない。わからないんだけど、例えばの話だけど、これが何万本売れたいうこととも必ずどこかでかかわってくるんですよ。
もちろん、統計を取っているわけでないから、僕はわからないんだけど、次の作品をやったときにそれが少しわかる。

次の作品でわかるのですか?

たぶん、次の作品は、全然違ったものをやるから。
あるいは、『イノセンス』と今回の作品と、どこがどう反応が違うのかとか、その辺で知る方が、僕は確かだと思いますね。
顔が見えないお客さんの方が、僕にとっては、気になるお客さん。
今日のようにポスターを手で渡せるお客さんは、その時点で何かはわかっているんですよ。
気になるのは、そうじゃなく、
「何も語らない」
「ネットにも書き込まない」
そういうお客さんのことなんです。

監督が、そういうお客さんの反応を知る方法は、売上の本数ですか?他には?

それもあるんだけどね。

この作品が、来年とか再来年とか、オールナイトでも何でもどこかの映画館でかかるかとか、もし『スカイ・クロラ』を違うバージョンで作らせてもらったりすることがあれば、その時の反応とか、そういうことなんだね。

そういうことでしかわからないものだし、僕はネットは全然見ないし、雑誌も読まない人間だから、気になっているのは、そういうふうに発言する人じゃない人なんですよ。
僕はその人たちに向かって作っている。
それを忘れちゃうと本末転倒になってしまう。
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日本テレビ プロダクション I.G 提携作品 原作: 森 博嗣「スカイ・クロラ」シリーズ(中央公論新社刊) (c)2008 森 博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会

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