誰もが少年少女時代に読んだであろう、日本の推理小説を代表するシリーズ。それが『少年探偵シリーズ』。そこに登場した怖くもあり魅力的でもあるキャラクター、“怪人二十面相”“少年探偵団”……。
子供の頃のあの思い出が、時代を超えて装いを新たによみがえる。小原愼司原作(メディアファクトリー「月刊コミックフラッパー」連載)の人気コミックが、スケールアップしてTVアニメ化。4月より、フジテレビ深夜ほかにて放送が開始される。
物語は、世紀の怪盗・二十面相が、ひとりの少女を盗み出したことにより始まる。少女の名前はチコ。その日から彼女の大冒険が始まった。“二十面相の遺産”と呼ばれる巨大な謎をめぐって起こる、数々の奇怪な事件。それにまつわる人々の哀しい思惑。
本作は、スピード感のある冒険活劇の中に、健気で、凛とした佇まいの美少女チコの、“心の成長”を描いてゆく。
アニメーション制作は、ボンズとテレコム・アニメーションフィルムによる初の合作。『鋼の錬金術師』『獣王星』『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』など、シャープなセンスで常に最新鋭の作品を送り出すボンズと、『ルパン三世 カリオストロの城』『名探偵ホームズ』『ニモ』など、アニメ史に残る名作を生み出し、近年も海外との合作をはじめ国際的規模で活躍するテレコムという二大実力派スタジオががっちり組み、かつてない面白さのエンターテインメントを追求していく。
アフレコ取材が行なわれたのは、第3話の収録直後のスタジオから。メインのキャストのみなさんにコメントをいただいたので紹介していこう。
――作品に臨む今のお気持ちからお聞かせください平野綾さん(チコ役):個人的に推理小説が大好きで“二十面相”も好きです。原作のコミックである『二十面相の娘』も一気に読んでしまえるほど面白くて、その作品をどうアニメで表現していくのだろうかと、楽しみに臨んだアフレコです。初めてがいっぱいの現場ですが、楽しんで演じていければと思っています。
内田夕夜さん(二十面相役):二十面相は推理小説の代名詞ともいうべきキャラクターです。その二十面相をアニメで演じられることをとても光栄に思います。昭和30年代の謎めいた雰囲気が、今の時代につながっている。その雰囲気を楽しんでもらえたらなと思いますし、『二十面相』のキャスト陣はいいチームワークを持っているので、それを感じていただければうれしいです。
松風雅也さん(ケン役):原作がひととおり終了していて、それをアニメにするのって理想的なんじゃないかなと思います。原作を膨らませる部分は膨らませ、描ききれていないところは補足し、原作をパワーアップさせている。そんな印象を感じます。
物語はチコの成長がメイン。自分が演じるケンも年が同じくらいで共に成長していく役ですから演じるのが楽しみです。
浜田賢二さん(明智役):図書館で『少年探偵団』をよく読んでいました。明智は日本の探偵ものではあまりにも有名な人物。その彼を演じるのはとても緊張します。
『二十面相の娘』での明智は歳は若いのですけど、探究心が強く、知的好奇心に溢れていますので、アニメならではの明智を作っていければと思います。
竹田雅則さん(空根探偵役):探偵ものが大好きで、『二十面相の娘』に出演できることをうれしく思います。この作品では、憧れだった二十面相に、明智、さらには娘さんまで(笑)、登場するのに驚かされます。そんな中で空根という探偵を演じますが、とても楽しみな役だなと思っています。
――ご自身の演じられるキャラクターの役柄をお聞かせください平野さん:チコは実の両親を亡くしていて、血のつながらない父母と豪邸に住みながら遺産を巡る争いに巻き込まれています。毒を盛られそうになりながらも、それを回避するなど、か細そうに見えながらも内面が強くて芯はしっかりとしています。
これまで自分は元気なキャラクターを演じることが多かったのですが、この作品では、エンディングを見るまでは平野綾だとわからないようなお芝居をしていこうと思っていますので、いつもとのギャップを感じ取っていただけるとうれしいです。
内田さん:「豚共からお宝を取りあげること」という二十面相の台詞があります。話が進んでいくうちに先の戦争にまつわる謎が、様々なかたちで語られていくようになります。二十面相とはどういう人物なのか?ひとくくりにはできないのですが奥の深い、それでいて多くの人の心に染みるような役作りをできればなと思っています。
松風さん:二十面相の手下の中で一番年下なのがケンになります。彼の生い立ちにはエピソードがあって、二十面相のファミリーを本当の家族のように思っていますが、チコと出会うことによって、彼自身も成長していきます。
浜田さん:どちらかというと探偵業は彼にとってはついでのことで、知的好奇心に導かれるままに探偵をやっているというのが正しいようです。そんな意味でも視聴者の目線に実はとても近い役柄なのではないかと思いますね。
竹田さん:空根はずる賢くて、運だけで生きてきた人。チコに対しても利用してやろうと近づいていきます。でも彼にはそれだけではない部分も隠されているみたいで、いつかそれが出てくるのではないかと含みを持たせて演じています。チコとどう絡んでいくかはぜひお楽しみにしていてください。
――序盤の見どころをお聞かせください平野さん:チコは今までいた環境から飛び出して二十面相のもとへ行きます。その映像を見るととてもドキドキ、ワクワクします。二十面相の一味がどんな仕事をしているのか、興味がわきますし、その裏側でどんなことが起こっていくのか?楽しみにしていただければうれしいです。
内田さん:冒険の物語なので、どう展開していくんだろうかと、やっぱりワクワクしますね。二十面相の一味にチコが入ってきたことによって、一味の人間関係にどう変化が生じていくのか、それも楽しみにしていてください。
松風さん:小気味良い窃盗団ぶりがカッコいい。素敵なものを盗むところが美しいです。その1つがチコなわけですから、ぜひともそこに注目してほしいですね。
浜田さん:メガネのくもり具合かな(笑)。子供時代に描いた冒険心がそのままに描かれているのと、少しだけ難しいお話になっていて、それを探求するところが楽しめるのではないかと思います。
竹田さん:第一声で発した「二十面相は怪しからん!!」のセリフ。その言葉が意味するものとは……。楽しみにしていてください。
※東京国際アニメフェア2008で『二十面相の娘』スペシャルステージ決定!3/29(土)の東京国際アニメフェアステージIIにて『二十面相の娘』スペシャルステージが開催!
どこよりも早い特報イベントとして、主演の平野綾さんを迎えて、番組のEDテーマでもある新曲「Unnamed world」の生ライブも!見逃せないステージになること間違いなし!
『二十面相の娘』スペシャルステージ
日時: 3月29日(土)16:10〜16:40(予定)
場所: 東京国際アニメフェア2008 会場内ステージIIにて
ゲスト:平野綾さん(チコ役)ほか
内容: 平野綾さんによる「Unnamed world」(EDテーマ曲)の生ライブなど。
入場: 無料※ただし入場整理券が必要になります。
※入場整理券の配布方法は『二十面相の娘』公式HP
>>http://www.chico-tv.comにて。
TVアニメ『二十面相の娘』フジテレビ 初回放送 4月12日(土)27:05より
関西テレビ 初回放送 4月22日(火)深夜放送予定
東海テレビ 深夜放送予定
BSフジ 放送予定
<スタッフ>
監督:富沢信雄
シリーズ構成:土屋理敬
脚本:土屋理敬、吉田玲子、高橋ナツコ、高橋郁子、福島直浩
キャラクターデザイン:堀川耕一
総作画監督:野口寛明
美術監督:小倉宏昌
メカデザイン:友永和秀
音響監督:菊田浩巳
色彩設計:山本智子
撮影監督:宮川淳子
編集:笠原義宏
音楽:三宅一徳
アニメーション制作:ボンズ/テレコム・アニメーションフィルム
オープニングテーマ:「霞」/369(ミロク)(スピードスターレコーズ)
エンディングテーマ:「Unnamed world」/平野綾(ランティス)
<キャスト>
チコ:平野綾
二十面相:内田夕夜
ケン:松風雅也
春華:佐藤利奈
トメ:新井里美
明智:浜田賢二
空根探偵:竹田雅則