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人気声優・小林ゆうさんが、2枚のシングルリリースを経て待望の1stアルバムを3月26日にリリース! 2ndシングルでタッグを組んだHΛL氏がアルバムを全面プロデュースし、アニメ「セイントオクトーバー」ED「空のコトバ」、アニメ「ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-」ED「FIGHT OR FLIGHT」を含む全12曲を収録。様々なロックテイストが散りばめられており、彼女自身がアルバムの全工程に関わったというこだわりの一枚となっている。アルバムについて、小林さんにお話をうかがった!
また、『YOU&YU』が発売される3月26日には、アニメ「セイントオクトーバー」で共演した片岡あづささん、福井裕佳梨さんもそれぞれ1stDVDをリリースするということで、アニメイトTVでは3回連続のリレー取材を敢行! インタビューと合わせて、リレー形式の動画もお楽しみください!
●「感謝の気持ちでいっぱいです!」
――1stアルバムのリリース、おめでとうございます! アルバム『YOU&YU』のお話をいただいたときのお気持ちはいかがでしたか?
小林さん:アルバムを出させていただけるなんて本当に夢のようで、大変感激いたしました。今まで声優のお仕事をさせていただき、経験を積み重ねてきた中で、いろいろな方のお世話になってきましたが、キャラクターや作品、スタッフの皆さま、そして応援して下さるファンの皆さまのおかげで、こうしてアルバムに辿りつくことができたと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
――今回のアルバムのコンセプトは?
小林さん:こちらは“12人の小林ゆう”といった感じで、私の中の様々な表情を取り出して曲にしていただいています。HΛLさんとお話をさせてもらい、私の中のロックをいろんな形で表現しておりまして。2ndシングル「FIGHT OR FLIGHT」は、とても力強い迫力のあるロックだったんですけれど、今回のアルバムはポップだったり、ストリングスの曲もあったり、ラッパーの方にラップを入れていただいたりと、ロックとはまた違ったタイプの曲が入っています。また、サウンドはすべて生演奏なのですが、2人同時にドラムを叩くツインドラムなど面白い試みもたくさんやらせていただいていまして。12人の私という表情を取り出していただいているのと同様に、曲も全く違う曲調になっていて、すごくバラエティにとんだ内容になっていると思います。
――12人の私というコンセプトは、小林さんが考えられたのですか?
小林さん:まず、今回は2曲ほど私が作詞を担当させていただいておりまして。そちらは自分の言葉ですので、自分の世界観が広がっているんですけど、他にも「YOU & YU」や「FIGHT OR FLIGHT」まで全部、作詞という形で言葉を当てはめるのではなく、私が思う言葉や、日々感じていること、そして曲を聴いて感じたイメージを詩で書いて、作詞家の先生にお渡しさせていただきました。そこから私の言葉を使って歌詞を書いてくださったり、私が感じた曲へのイメージをふくらませたりしてくださいまして。たとえば、5曲目の「絶望に咲く花」は、恐れ多くも私のことを書いて下さっていて。歌詞の冒頭に「目の前のすべてから見放されても諦めず 傷だらけになっても立ち上がる力を…」とあるんですけど、こういう内容を、やはり私が初めに文章にしていたんですね。
――そうすると曲へのイメージがより明確になりますね。
小林さん:自分が思っていることや、自分が書いたフレーズを使っていただいているので、すごく歌いやすかったですね。最初に「ゆうちゃんのアルバムだから、ゆうちゃんの気持ちをいっぱい詰めよう」とHΛLさんがおっしゃってくださって。それは嬉しいことでもありましたが、初めての試みでしたし、責任も伴いますから、とても難しい面もありました。でも、やっぱり嬉しい苦労と言いますか。たとえば作詞作業や「どういう世界にしようかな?」といったことで悩めるのって、すごく幸せなことだと思うんです。だから、悩んだりすることもめいっぱい楽しんじゃおうと思って、このアルバムを作っているときはアルバムのことにしっかり浸らせていただいて、アフレコに行っているときはアフレコで頑張らせていただいて。そういうふうに切り替えるということも、すごく勉強になりました。
●HΛLさんが書いた何十曲という曲の中から選曲
――歌詞についてなんですが、「僕」という一人称の曲が多いですね。
小林さん:それは特に男の子を意識しての「僕」ではないんです。作詞家の先生とは一緒にお食事に行ったり、ボーカルの方でもアドバイスしていただいたりと、すごく親しくさせていただいているんですが、私自身を見て、「私」だとちょっと大人っぽい感じがするし、やっぱり「僕」の方だとイメージされたようでして。また、「曲によって声色が違うね」とよく言われるんですけど、自然と少年っぽくなっているときがあったり、女性らしくなっていたりと、そういう声の変化も自然に起きていて。
――そういった意味では、聴く人をあまり選ばないというか。女性のファンの方もすごく楽しめるアルバムですね。
小林さん:はい! 女性の方、ぜひ聴いて下さい! あ、男性の方ももちろんなのですが! もう、皆さまには笑って、楽しくなっていただきたいです。
――では、アルバムタイトルにもなっている「YOU&YU」はどういう気持ちが込められているんですか?
小林さん:こちらは、ファンの皆さまがライブにいらしたときの、1曲目のオープニングの曲を作ろうということでイメージした曲です。最初、「Do you hear my beeting? 感じてる?」とまず皆さんにお聞きして、「Shake and Dancing ダンダン盛り上げてGo!」では「みんな盛り上がっていこう! これから始まるライブを楽しんでね!」という気持ちを歌にさせていただいていて。「これからあなたと私のすごく素敵な日が始まるからついてきて!」という曲になっています。
――セリフとかメロディーとか、すごく耳に残る曲ですよね。
小林さん:ありがとうございます! 実はアルバムのために、何十曲というものすごい数の曲をHΛLさんが書いてきてくださいまして、その中からスタッフの皆様とみんなで「どの曲にしようか?」と全部1つずつ聴いて、多数決で決めていったんです。それで「YOU&YU」は「絶対いい!」と満場一致で決まった曲で、やっぱり私も大好きで。すごくキャッチーですよね。メロディーがすごく覚えやすいし、とても明るいですし、好き嫌いをあまり問わない感じの曲になっていて。またロック感も「FIGHT OR FLIGHT」とは違ったロックになっていて。
――まさに明るく突き抜けていく感じのロックで。
小林さん:そうなんです! その「突き抜けていく」というフレーズが入っているんですけど、まさにそういう言葉が合う曲になっていると思います。
●あなたと私の、架け橋としてのアルバム
――この曲のタイトルをアルバムタイトルに持ってきたのには、どういう思いがあったんでしょうか?
小林さん:まず、曲自身にタイトルが付いたのが最初だったんです。それで、「アルバムのタイトルを何にしようか?」とみんなで話し合いまして、やっぱり「これが一番いいね」ということで決まったのが「YOU&YU」だったんです。私はファンの皆さまにすごく支えていただき、ここまでやってくることができたので、やっぱりファンの皆さまへの感謝の気持ち……それが“YOU”というあなたの方のYOU、そして小林ゆうの“YU”とかけさせていただいて、“あなたと私の1枚”という意味を込めさせていただきました。
――「架け橋としてのアルバム」ということなんですね。
小林さん:そうなんです。そしてこの1枚は、12の私の表情ということでもありますし、アルバムを通して私のライブにいらしていただいているような感覚で聴いていただきたい1枚になっているんですね。ですので、この「YOU&YU」のオープニングで、「これから楽しんでね」と幕が上がり、それからずーっと皆さまにライブを観ていただいているような感覚で聴いていただけるような構成を考えました。
――まさにアルバムならではですね。流れを意識して、最後まで一気に聴ける内容を意識していると。
小林さん:また、CDでは曲間が何秒か空いていますけど、その時間も今回、私が決めさせていただきました。この曲の後はこれくらい(余韻)を残した方がいいとか、この曲の後は次の曲にすぐ引っ張った方がいいとか。2ndシングルのときは、「今、どっちが良かった?」とHΛLさんが尋ねてくださって決めさせていただいたんですが、「アルバムのときは、ゆうちゃんが曲間も決めようね」と言ってくださったので、今回は最後のマスタリング作業まで参加させていただき、そこで何回か試して聴いて、何秒にするかを決めさせていただいて。今回はミックスダウン――レコーディングしてから全ての音の調整をする現場にも、その後の最終的なCDになる段階のトラックダウンにもずっと携わらせていただいて、全部の曲が誕生するところまで立ち会わせていただいたので、すごく感動しましたね。しかも今回、作詞も初めてやらせていただいたいので、すごく自分にとって意味のある経験をさせていただきました。
●歌詞に思いを込めて
――ご自身で作詞された曲について、まず「約束」はどういうイメージで書かれたんですか?
小林さん:「約束」は、初めに曲を聴いたときに、すごく切ない感じと、乾いたイメージを受けたんです。アレンジも、曲の始まりにギターが入り、だんだんドラムが入ってくるなど、肉付けされていくような構成になっていて。始まりの「くすぶっていた昨日に僕はさよならして 今こそ立ち上がり 行こう」の後で、サウンドが盛り上がっていくんですけど、そこは自分がギターを弾きながら最初のフレーズを歌って、それからバンドの方がどんどん入ってきてくださる様子をイメージしています。私は、その最初のフレーズを一番大事にしていて、まずは誓いみたいな形で「行こう」と勢いよく叫べるような言葉にしようと決めて。そして、この曲は最後まで一つのストーリーになっていて、くすぶっていた自分が、どうして「行こう」と思えるようになったのかがまず書いてあり、2番の2コーラス目からは、大切な人とお別れして、いろいろなくし、一人ぼっちになってしまったけど、その大切な人と出会えたから、自分はもっといい方へ変わっていけると、前向きな方向に歩き出したところで終わっているんですね。この曲は、壁にぶつかっていたり、悩みを抱えていらっしゃったりする方が聴いてくださったときに、少しでも元気の源になれたら嬉しいと思って書かせていただいています。
――もう一つの作詞曲「ミックスジュースdeマックスパワー」は?
小林さん:これは先ほどの世界とはまったく違っているんですけど、こういう自分自身もどこかにいるみたいです。先日の2ndシングルの発売イベントで歌わせていただいたんですが、すごく自分自身でしっくりくる曲だと再確認できましたね。これは曲を聴いた時に、季節は夏で、「難しいことは抜きにして、みんなで盛り上がって騒ぎましょう!」というイメージを持ち、それを歌詞にさせていただいていて。韻を踏んでいたりと語感を楽しんでもらえる曲でもあり、詞の中には私の夢がいっぱい詰まっています。「いつかはナイル川の水を一気飲みしたい」という夢を小さい頃に持っていましたし、「ナイアガラの滝でそうめんを流せたら」ということをおばあちゃんと昔、話したことがあって。お婆ちゃんは今、天国にいるんですけど、きっと私がそんな大きな夢を叶えることを願ってくれていると思いますし、そんな夢を歌でも実現できることが嬉しいなって思っていて。あと、ほかの曲は2コーラス目が終わるとギターソロが入っていたりするのですが、この曲はその部分に私のセリフがたくさん入っていて、“小林ゆうソロ”と命名させていただいていています。
――いろんな声のキャラクターが登場して、みんなが会話しているにぎやかなところですよね。
小林さん:そうなんです。ここは私が全部セリフも考えさせていただきました。HΛLさんが「ここは、ゆうちゃんが自分の中のいろんなキャラクターを書いているから、どの人を前に持ってくるかということもゆうちゃんが決めてね」と言って下さって。そういうことを全部やらせていただいたのも初めての経験だったので、すごく嬉しかったですね。また、どうしてそういうセリフを持ってきたのかというと、やっぱり歌のお仕事というのは、声優のお仕事を頑張ってやらせていただいたことから結びついた結果でいただけたものだと思うので、声優のお仕事に感謝の気持ちと敬意を表し、声優である私のお芝居をぜひ入れさせていただきたい!という願いをこめて、ここでは“自由行動”をさせていただきました。ライブでも、勢いあまって客席に飛び降りてしまうくらいの自由行動です。
――飛び降りちゃたら、スタッフは大変ですね(笑)。
小林さん:「ダイブは本当にやめてください!」って、事務所の方に言われているんですけど、いつかこっそりやらせていただけたらって思っています(笑)。ステージに出てしまったら、もう止められませんからね! ファンのみなさまに私を後ろまで運んでいただき、またステージに戻ってくるというのが夢なんです。そういったアーティストさんのステージを見ていると、かっこいいな、楽しそうだなって思いますし、やっぱり私もすごく飛び込みたいという気持ちがすごく分かるんです。だから、「みなさま受け止めてください!」と言って、いつかは飛び込んでみたいです!
●次の目標、ライブを目指して…!
――アルバムが完成して、ライブを本格的にやりたいという気持ちがすごく強くなったのでは?
小林さん:それは本当にありますね。このアルバムは、1枚を通してライブを体感していただきたい、そして“ファンのみなさまと私”という感謝の意味を込めたアルバムなんですけれど、なおかつ、私は初め、HΛLさんに「どういう曲が歌いたいの?」と聞かれた時に、「ロックで、しかもライブで盛り上がれる曲、ライブを想定した曲をお願いします」とお願いしたんです。
――たしかに、盛り上がれる曲が盛りだくさんですよね。
小林さん:「ミックスジュースdeマックスパワー」は、特にライブですごく盛り上がっていただける1曲だと思うんです。最初の「Hi Hi Hi イェーイ イェーイ〜」の部分は、簡単に覚えられる部分なので、2ndシングルの発売記念イベントでもファンのみなさまに一緒に歌っていただいていて。実はこちらの曲は、尊敬している忌野清志郎さんのライブパフォーマンスを参考にさせていただいておりまして。ほかにも、ギターパフォーマンスではThe Who のピート・タウンゼントさんをイメージさせていただいたりと、本当に尊敬の念をこめてリスペクトさせていただいています。本当にライブでみなさんに盛り上がっていただけることを想定した曲作りになっています。
――曲それぞれに、ご自身の思い描くいろんなネタが詰まっているんですね。
小林さん:あと、素晴らしくかわいらしい「赤いチャペル」という乙女な曲があるんですけど、こちらは綾小路きみまろさんの舞台のパフォーマンスをすごく参考にさせていただきたくって。
――意外なところからイメージが出てきましたね(笑)。
小林さん:お客様の心をとらえて離さない、間髪入れずに入ってくるあの間の取り方とか、すすすっという動きもすごく好きなので、この曲はぜひ喋っているように歌いたいんです。「赤いチャペル」は作詞の段階から、しゃべり言葉のようにしていただけますかとお願いをして、かわいらしい乙女なイメージで、みんなに大好きって言っているきみまろさんみたいな感じで。本当にライブがしたいので、ぜひ実現ができるように応援してください! お願い致します!
●「“ぶっとんだ一枚”になっています!」
――本当に多彩なロックと小林さんの表情が詰まった1枚になりました。ファンのみなさんにはどういうふうに聞いて、受取っていただきたいですか?
小林さん:最近よく私自身が「ぶっとんでるね」とか「エキセントリックだね」と言われることが多いんですが、このアルバムも、カッコいい曲、美しい曲、ノリノリの曲とバラエティにとんでいて、振れ幅のものすごく大きいアルバムになっています。切ない曲には涙していただけたら嬉しいですし、ノっている曲は通学や通勤時に聴いて気持ちを盛り上げて欲しいですし、他にも思わず吹き出してしまうような曲もあって。そんな曲が皆さまの生活の一部になれたら嬉しいと思っています。12色ありますので、この中に好きな曲調が一つでもみつけていただけたら幸せに思います。“ぶっとんだ一枚”になっていますので、ぜひ楽しみにしてください!
≪次回予告≫
次回は、1stDVD「Sweet Box」をリリースする片岡あづささんの登場です。お楽しみに!
CD■小林ゆう1stアルバム『YOU&YU』
発売日:2008年3月26日
定価:3,059円(税込)
発売元:株式会社コナミデジタルエンタテインメント
販売元:株式会社ソニー・ミュージックディストリビューション
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取材班のガンマイクを握り、「ロックな感じ」な小林ゆうさん。動画メッセージをチェックした方、びっくりしないでくださいね。

■小林ゆう1stアルバム「YOU&YU」 2008年3月26日 3059円(税込) 発売元:株式会社コナミデジタルエンタテインメント
本文内容、リンク等は掲載時のものです。
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